海外のスターバックス面接(前編)
あ~、青い空だなぁ~
(始まり方のクセがすごい)
今日は面接か~
(おや、何の話よ)
英語喋られへんなぁ~
(おやおやおや、そんな奴が面接受けるな)
ま、やってみっか~
バタンッ!!
(扉が閉まる音を表現してみました)
時は、2019年9月
(まるで、戦国時代の語り節)
辻は、アイルランドにて職探しを始めたのであった。
ここ、アイルランドでは
本当に職を見つけるのが難しい。
(じゃあ、なんでアイルランド選んだねん)
特に、英語が全く喋れない
アジア人にとっては
(あ、はじめまして、該当者の辻と申します。)
そんな中、辻は職探しを始めようと決心した。
職探しを決心した、まさに初日
面接の練習にと
ある1つのスターバックスに応募した。
といっても、アイルランドのスタバの応募方法は特殊だ。
自分で30秒の自己紹介動画を撮り
アプリを使って申し込む。
そして、店長が動画を気に入れば、連絡が来る。
そう、つまりは店長次第ということだ。
(権力ってすごいんだね)
すると、
まさかのその日のうちに
連絡が来て
逆に焦る辻。
友達は30カ所
カフェに応募しても連絡がこないって
来ないって言ってたのに。
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すぐ来るやん。
入れ食いやん。
余裕やん。
よっ、さすが辻。
(反感買うからやめとけ)
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そして、さっそく
店長(リンジー)から
面接の日程を決めるため
「今から電話するね。」
と。
英語喋られへんのバレるからかけてくんな。
(そんな、心構えのやつが応募すんな。)
後で、Google翻訳が使える
メールで引き続きお願いします。
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プルルルル♪プルルルル♪
(いまだにガラケーを使っとるんか?)
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かかってきたぁぁぁぁああ
(興奮の仕方、ゴリラか)

(決め顔のやつ、選んでくるな)
まず、迷ったのは
出るか、出ないか。
(出てくれ、頼むから)
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ガチャ♪
(でるんかーーい。)
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「もしもし、辻と申しますぅ~~~」
(近所のおばちゃんのはいりかた)
「Hi! I’m Lindsy from starbucks coffe …」
(英語やめろっ)
「あ、はぁ~、こんにちは。」
(オレオレ詐欺でもかかってきたんか?)
「早速なんだけど、面接のことで日程決めたいんやけど~」
「いつならいけんの?」
(人にものを頼むときは物腰柔らかくって習わんかったかリンジー?)
「あ、自分いつでも行かせていただきますよ。」
(アルバイトの鏡か)
(将来、バイトリーダーになる器やん)
「あ、じゃあ、明後日の15時に来てくれる?」
「はやっ、あっ、はい。」
(妥当な時間やぞ)
「ほな、またそこでよろしく」
「あ、よろしくお願いします。」
ガチャ。
終始、相手にペースを握られる展開。
(ブラジル代表と試合でもしとるんか)
そして、その次の日
午前11時、
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「あ~、明日面接か~」
「なんかやった方がいいんかな~」
「あ、笑顔の練習でもしとくか」
「どっかの歌手も世界の共通言語も《笑顔》や言ってたしな」
そう思いたって
鏡の前で笑顔の練習を始めるチンパンジー
(自分のことをチンパンジー言うな)

その笑顔やめろ

面接、落ちた後の顔を練習すな
すると
プルルルル♪プルルルル♪
(ん?連絡を取ってるA子ちゃんか?)
ガチャ。
「Hi, Lindsy from Starbucks …」
(お前かいっ!)
「あ、こんにちは~」
(おどおどすな)
「面接なんやけど、今日これから来れない?」
(海外やな、おい)
「あ、それなら15時から行かせていただきます」
(相変わらず、器がバイトリーダー)
「んじゃ、よろしく~」
ガチャ。
おい。
おいおいおい。
やっちまった。
心の準備も
体の準備も
(それはいらん。)
できてない。
こうして、いきなり面接に行く羽目に
あ~、青い空だなぁ~
コンコン。
ガチャ。
「あ、辻と申します~。よろしくお願いします~。」
バタンッ。。。
〈続く〉
お読みいただきありがとうございます。
のんびり学びながら投稿いたしますので
これからもよろしくお願いします。
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